[無料版]ザ・ヨコハマ・エクスプレス Vol.23(2012/5/20)
5月 20, 2012 in メールマガジン
[無料版]ザ・ヨコハマ・エクスプレス Vol.23(2012/5/20)
目次
【藤井雅彦】
・ヘッドラインコラム
・試合解析
・voice of players(G大阪戦より)
・試合後のコメント
【蒼井真理の「独自視点」!】
・チームを牽引する背番号10の献身
あとがき
(無料版は有料版のダイジェストになります)

ヘッドラインコラム
言葉
スコアレスドローに終わったガンバ戦後、マリノスが誇る重鎮二人が奇しくも同じ二文字を使って自身のプレーを総括した。
まずはこの試合でPKを失敗してしまった中村俊輔。
「キックが思うようにいかなかったら引退(苦笑)。危機感を持ってやらないといけない」
試合解析
引き分けのち再加速


勝ち点1を奪ったと見るか、はたまた「勝ち点2を落とした」(兵藤)のか。どちらか断定するのはなかなか難しい。試合展開やシュート本数でいえば、ポゼッションは明らかにマリノスに軍配が上がり、シュート数でも17対6と相手の3倍近い数字を記録している。極めつけは、すでに周知であろう中村のPK外しである。
ドゥトラからのすばらしいパスが齋藤へと通り、齋藤はフェイントで相手をかわしてインサイドへ切れ込むと、応対した丹羽がたまらずファウルでマリノスがPKを獲得した。しかし、中村のキックはバーを叩き、最大のチャンスを逃してしまった。すべては”たられば”ではあるが、ここで先制点を決めていれば、かなり高い確率で勝利したのではないか。ガンバの低調ぶりを考えると、失点のリスクはかなり低かった。そう考えると、冒頭で兵藤のコメントを引用したように、勝ち点2を落としたと言えるのかもしれない。
voice of players(G大阪戦より)
MF 25 中村 俊輔
――まさかのPK失敗について
「練習します。マルキに譲ります(苦笑)。あまり見たことのないGKだったので絶対に自分から見て右に飛ぶと思って、左に蹴った。でもあんなところに蹴った感覚もない。最近はサイドからのFKでもニアのところで引っかかったりしていて感覚が合っていない。キックが思うようにいかなかったら引退(苦笑)。危機感を持ってやらないといけない」
試合後のコメント
樋口 靖洋 監督
「なんとか勝ち切って連勝を伸ばしたかった。結果は残念ながら引き分けだが、久しぶりの失点ゼロというのは評価したい。この勢いを切らさないように次の一戦をしっかりと準備をして戦いたい。
DF 22 中澤 佑二
「後ろは後ろの仕事をしただけ。PKが入らなくて嫌なイメージが脳裏をよぎった。すごいミドルシュートで失点するとか、カウンターからやられるとか。
FW 9 大黒 将志
「(惜しいヘディングシュートについて)相手のGKが変なポジショニングだった。
MF 7 兵藤 慎剛
「相手は何もなくて、良くないガンバだとやっていたすぐにわかった。
FW 18 マルキーニョス
「今日の試合ではいくつかチャンスを作れたがゴールを決めることができなかった。

チームを牽引する背番号10の献身
広島戦で見せた、並外れた仕事量
「今は自分たちのサッカーをしっかりとやることが大事だし、やることが整理されていて結果がついてきているので自信を持って戦えている」。ナビスコ杯の鹿島戦、小野裕二の試合前コメントを読んで驚いた。毎試合、あれだけの仕事量をこなしながら、それでもなお「やることが整理されている」と言えるのか、と。
小野のタスクがあまりに多岐にわたっていることに気付いたのは、11節・アウェイの広島戦。前半の途中から齋藤学とポジションを替えて左サイドハーフに入り、広島の右サイド・ミキッチに対応した。
青山敏弘のスーパーなロングループで先制して以降は広島の積極性が低下し、極端なスローペースになっていたが、ミキッチにはしばしば突破とクロスを許した。1点を追う展開で齋藤とドゥトラは守備に意識を割かれる時間が増えており、私は樋口監督がこれに対処するために齋藤より対人守備能力の高い小野をミキッチに当てたものだと思っていた。
小野はミキッチとのサイドの引っ張り合いで互角以上に渡りあい、更に左サイドを縦に深く突破してからのクロスでマルキーニョスの同点ゴールをアシストした。43分にミキッチの突破をファウルで止めて警告を受け、後半からはポジションをFWに戻した。私はこれを、果敢な突破を繰り返すミキッチに対しこれ以上対応させては2枚目の警告を受けて退場となるリスクが高いと監督が判断したものだと解釈した。
あとがき
スコアレス
久々に無得点で終わるゲームを見たら、とても物足りない。少し前まで点を取れなくて、なおかつ勝てなくて、この程度ではない鬱積がたまっていたのだから、人間は欲張りな生き物だ。
ただ個人的には点の取り合いよりも、1点を争うしびれるゲームのほうが好意的。マリノスの強みも本来はそこにあると思っている。
清水の性質や過去の対戦を見ても、あまり大味にならないだろう。相手は上位にいることもあり、勝ち負けにこだわる攻防を見られそうだ。
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